日本の染色
について
 



着物原画木版画
「紅葉」

 

紅花染め

キク科ベニバナ属の植物ベニバナは、「末摘花」とも呼ばれ、山形県周辺で古くから染料として用いられてきた。
京都や加賀の友禅の赤は色は山形の「紅花」によって得られたものである。
輸送に際しては、紅花を「紅餅」という形状にしてから輸送を行った。


紅餅

紅餅の製法:
1 紅花は開花する7月の朝の4時から8時ごろまでの、花がまだ朝露を含んで柔らかい内に摘み取る。
2 摘み取った花は水洗いをしてから、たらいに移して足で踏んで黄色の色素を出す。むしろの上に花を敷いて、水を打ちながら発酵させる。
3 臼に紅花を入れ、水を加えながら餅のようになるまでつく。
4 手で丸めて平たい形にして、完全に乾燥させる。

こうしてできた紅餅は、最上川から日本海に出て、北前船によって京都に運ばれた。海岸から都までは、陸路と琵琶湖の水運を利用したと言われる。帰りの荷では、呉服・陶器・雛人形をはじめとした京都の物資が運ばれ、文化交流に貢献した。



紅花資料館